歳をとるのはイヤだなぁ…
40代も半ばになると毎日あらゆるところに不調を感じずにはいられません。
毎日を不安な気持ちで過ごすのもイヤなので、勇気を出してドゥイブス検査に行ってきました。
このドゥイブス検査とは、全身のがんをMRIで診断する検査です。
新しいがん検査と言われていて、体への負担が少ないため画期的な検査法として注目されています。
今回、私が実際に検査を受けて感じたことを簡単にまとめたので、がんリスクが気になる方は是非参考にしてみてください。
ドゥイブス検査をした理由
⚫がん家系
間違いなくがんリスクが高いと思ってるから。
⚫不調を感じることが多くなった
40代も半ばになり、あらゆる所に不調を感じることが多くなってきたから。
⚫痛い検査がイヤ
とにかく痛いのはイヤで、特に子宮体がんの検査は怖くて避けています。
この検査の良いところはあの婦人科系の触診がないこと。
そして痛みもありません。
婦人科系の検査に抵抗ある方もこれなら大丈夫ですよ!
⚫人間ドックをしたことがない
この歳で人間ドックをやったことが無い事に危機感を感じてたから。
寝てるだけなら私にもできる!
ということで、今回メディカルスキャニングでドゥイブス検査をキメてきました。
ドゥイブス検査とは
ドゥイブス検査とは全身のがんを一度の検査で調べることができる「全身MRI検査」のこと。
MRI検査とは、電磁気を利用して体の内部を調べる検査になります。
ドゥイブス検査とは
PET-CT検査との大きな違いは撮影の仕組みです。全身MRI検査は、電磁気を受診者の身体に照射し、細胞の間の水の動き(速度)を撮影して、それをもとにしてがん細胞を探します。
正常細胞では、細胞同士の間隔が広いために水の動きが速いのですが、がん細胞は間隔が狭いため、水の動きが遅くなります。この水のスピードの違いによって、がん細胞を探す仕組みです。
引用元:人間ドックなび
今回私は、全身がん検査MRI・DWIBS(脳MRI/MRA+乳房MRI+肺CT検査)+腫瘍マーカー検査をしてきました。
検査時間の目安はこちらです。
⚫肺CT検査が10分。
⚫腫瘍マーカー検査のための採血で5分。
⚫頸部〜骨盤MRIで50分。
⚫MRI脳MRIで10分。
⚫乳房MRIで10分。
MRI検査で70分くらいでした。
すべての検査時間は約90分くらいです。
MRI検査
MRI検査の流れ
⚫検査着に着替えます。(金属はすべて外します)
⚫仰向けで横になり、体が動かないように全身固定されます。(この時点で動けなくなるという怖さが襲います)
⚫次に耳にヘッドホンを付けます。(耳栓を持参しました)
⚫右手にボタンを持ちます。(何かあれば押してくださいとのこと)
準備完了。
※少しでも動いてしまうと画像がブレて正確な診断ができなくなるので、少しでも動きたくなったらボタンを押すようにとのことです。
鼻炎の私はくしゃみが出ないか心配でした…
MRIって怖い??
ありがたいことに、今まで大きな病気や怪我をしたことがなく人生初MRIです。
そしていろんなブログや動画で、「音が凄い」「閉所恐怖症は辛い」などとあり恐怖心MAXで挑みました。
実際に受けてみた感想をお話します。
音について
例えとして“耳の横で工事してるくらいの爆音”と聞いていたので、実際は「えっ??こんなもん??」って感じでした。
念の為わたしは耳栓を持参しました。
ピーピー・カンカンカン・トントン・ドドドド・みたいな音がひたすら鳴ってます。
ヘッドホンからは、うっすらとクラシックのような音楽が流れていますがあまり意味は無さそうです笑
閉所
閉所に関しては問題ありませんでした。
初めてだったので他のMRI機器と比べることができませんが、顔から機械までの余裕は30cmくらいはあったと思います。
わたしは脳のMRIもお願いしていていたので、顔の上にヘッドギアみたいなものを付けられました。
このヘッドギアのような固定具が、人によって圧迫感を感じるかもしれません。
MRIで気になったこと
検査中にヘッドホンから指示が出ます。
「息を吸ってください」「吐いてください」が何度も繰り返されます。
「吸ってください」から「吐いてください」までが長くて、危うく落ちそうになりました笑
念の為、わたしは腰のヘルニアがあることを伝えたら(長時間の仰向けが辛いので)膝の下に枕を入れてくれました。
不安なことがあれば伝えてみるといいかもしれません。
ドゥイブス検査のメリット
⚫検査時間が短い
⚫検査前の注射がない
⚫食事制限がない
⚫糖尿病の方も検査が可能
検査時間が短い
通常の人間ドックは、丸1日もしくは1泊2日など時間がとてもかかります。
その点、ドゥイブス検査はわたしのように全身検査でも75分程度と時間のない方にも隙間時間で検査が可能です。
その他、気になる部位を部分別で検査もできるのでおすすめです。
検査前の注射がない
PET-CT検査では、放射線を出す薬品を注射するため多少の被爆は避けられません。
しかしドゥイブス検査は撮影の仕組みが異なるため、体への負担がかかるような注射などは一切無く、被爆などの不安はありません。
食事制限がない
PET-CT検査や、その他の検査の多くは数時間前の絶食がつきものですが、ドゥイブス検査はありません。
糖尿病の方も検査が可能
PET-CT検査は、ブドウ糖に似た検査薬を注射して、がん細胞にブドウ糖が集まりやすい性質を利用してがん細胞を見つけます。
その点、ドゥイブス検査は検査薬を使わないので糖尿病の人でも安心して検査を受けることができます。
ドゥイブス検査のデメリット
この一点のみです。
今回は検診なので保険は使えません。
そのため自費になるので費用は17万ちょっと。(オプション込み)
カメラが買える…笑
ドゥイブス検査の注意点
⚫体内に金属やペースメーカーがある人は不可
⚫アートメイク・タトゥーは不可
⚫大腸・胃・子宮頚がんの早期発見は難しい
体内に金属やペースメーカーがある人は不可
ドゥイブス検査は電磁気を利用して身体の内部を調べる検査なので、金属は絶対NGです。
心臓のペースメーカーや、人工内耳、怪我などで金属プレートが埋め込まれている方は受けられません。
あと、取り外せないピアスやネイルのパーツなどにも気を付けて下さい。
アートメイク・タトゥーは不可
アートメイクやタトゥーの顔料に酸化鉄などの金属材料が使われている場合は、火傷の原因になるそうです。
大腸・胃・子宮頚がんの早期発見は難しい
ドゥイブス検査での、大腸がん・胃がん・子宮頚がんに関しては早期発見は難しいと言われています。
この3部位が特に気になる場合は、大腸と胃は内視鏡検査を、子宮頚がんは細胞診検査を必ず受けるようにして下さい。
乳房MRI
今回は乳房MRIも受けましたが、マンモグラフィーが痛くて苦手な方にもおすすめです。
わたしは半年前にマンモグラフィーも含め乳がん検診をしてますが、せっかくの機会なのでこちらも受けてみました。
ちなみに乳房MRIはうつ伏せで、顔を枕に埋め、胸の部分に空いた2つの穴に胸を突っ込む感じです。
ただ、うつ伏せで胸出して寝てるだけの検査で痛くも痒くもないので安心してください。
ドゥイブス検査がオススメな人
⚫怖がりな人
部位別の検査は内容が分からない怖さがありますが、ドゥイブス検査は横になってるだけで終了です。
⚫痛い検査がイヤな人
特に女性のマンモグラフィーや、子宮体がんの検査など痛いと言われている検査が怖くて受けられない人。
⚫早期発見、早期治療に積極的な人
病気が見つかっても「早く治療出来るし検査して良かった」と思える人。
検査が怖い痛いのは当たり前で、病気になってからもっとたくさんの痛い検査や治療をしなければいけないことを考えたら、絶対早期発見早期治療が一番です。
⚫後悔しやすい人
「あのとき面倒くさがらずちゃんと検査しておけば良かった…」
「もっと早く検査を受けていれば…」
など、あとあと後悔しやすい人は受けた方が良いと思います。
ドゥイブス検査を受けた感想
40代半ばにして、人間ドックはもちろん、CTやMRI検査も受けたことはありませんでした。(胃カメラや乳がん検診は受けてます)
ビビリで怖がりなこんなわたしでもかなりラクチンな検査だと感じました。
しかも、被曝の恐れもなくて無痛。
こんな短時間で全身のがんが調べられるのはとってもありがたいです。
検査結果について
検査結果は専門医がダブルチェックで画像診断し、10日前後で報告書と検査画像のCD-Rが届きます。
わたしが受けたクリニックでは、診断結果について聞きたい場合、後日1回だけ無料で面談説明が可能だそうです。(各クリニックで確認してください)
最後に
がんは2人1人が罹患し、早期発見で治せる病気です。
早期であれば恐れる病気ではありません。
最も怖いのは、定期的な検診を受けずに知らないうちにがんが進行し、気付いたときには大変なことになってしまうことです。
ビビりなわたしは安心して暮らす為に検査をしました。
あとは、検査結果を待つばかりです。
怖すぎ…
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検査結果が届きました。