10月から持病である頚椎ヘルニアの治療のためリハビリをしています。
2年ほど前に頚椎ヘルニアの診断は受けていましたが、ワクチンを接種してから頚椎ヘルニアが再発してしまいました。
けして“ワクチン接種したから” ではなく、正確には“ワクチン接種後に誘発された” が事実です。
この記事は、のちの自身への注意喚起も兼ねて書いています。
わたしの例がすべての人に当てはまるわけではありませんが、同じ症状の方の参考になれば幸いです。
ワクチン接種後にヘルニアが再発した原因
前置きはここまでにして “ワクチン接種後にヘルニアが再発した原因” を記したいと思います。
先生曰く「ワクチン接種の腕の痛みで思うように寝返りができず、同じ体勢で何日も寝てしまったことで首の筋肉が硬くなってヘルニアが再発したのでは…」とのこと。
わたしの就寝スタイルは基本左下。これも以前出た頚椎ヘルニアの痛みが左下で寝ると軽減したことで決まったポジションでした。
しかし、左腕に接種した痛みで思うようにポジションが取れずに首の動きが悪くなり筋肉も硬くなってしまったようです。
このときに、寝るときのポジションって大事なんだな…と痛感しました。
ちなみにわたしの症状はすべて左側。
首~胸の痛み、上腕部の疼痛、手の脱力感でした。
やってはいけないアウトな行為
自己判断も含め、ネットの情報などを鵜呑みにし、良いと思えるものは全て取り入れていました。
結果それが良くなかったようです…
下を向いていた
頚椎ヘルニアの場合、首を上に反らすと椎間板が圧迫されて痛みが出やすいのが特徴です。そのため、下を向いているとすごくラクなんです。とくにわたしは。
下を向いていた方が椎間板は広がるんだし、痛みが出ないのだったらそれでいいのでは?なんて都合のいい解釈で痛くない姿勢(つねに下向き)を取り続けました。
ストレッチに励んでいた
YouTubeなどを参考に、藁をも掴む気持ちでせっせとストレッチに勤しんでいました。
なぜストレッチがダメなのかは後ほど説明します。
結果酷くなり2か月ほどリハビリに通っています。
今回はそのことも共有したくて記事にしています。
そして整形外科へ
とうとう我慢できなくなり整形外科を受診しました。
わたしを担当してくれることになった理学療法士さんはかなりのスペシャリスト。
早く痛みから解放されたい一心で、理学療法士さんの言われたことをわたしは忠実に守りました。
そしたらその日を境に痛みがどんどん軽減されていきました。
その理学療法士さん、一回目のリハビリを終え、わたしの頚椎や胸椎などを触診してなにかに気付いたのか、帰り際に突然こんなことを言いました。
「うたた寝とかしないでね!」
エッ…なんで??わたしの生活覗き見した???
何故こんなに驚いたかって、わたしの特技がまさにその “うたた寝 ” だから。スマホ弄りながら、カメラ触りながらウトウトするの大好きです。
驚きついでにあらゆる疑問をぶつけたところ分かりやすく説明してくれました。
痛みが強いときにやってはいけないこと
改めて理学療法士さんに言われた 【痛みが強いときにやってはいけないこと】 はこちら⬇
❶ うたた寝はするな
❷ ストレッチ禁止
❸ 身体は冷やすな
ではひとつずつ説明します。
① うたた寝はするな
これはうたた寝に限ったことではありません。下を向く動作すべてに共通している禁止事項です。
頭が下を向くような姿勢が長く続くと、下がった頭を戻そうと働く筋肉がずっと重い頭を支え続ける状態になるため緊張が強くなります。
それが次第に「凝り」になり酷くなれば「痛み」になりさらに進むと「頚椎ヘルニア」になります。
少しだけ補足します。興味が無い方は読み飛ばしてください。
筋肉はいつでもお互いバランスを取り合うため、無意識にずっと使われていることがあります。
筋肉には主動筋と拮抗筋があって、主動筋が縮んだら拮抗筋は伸ばされすぎないように反対側で縮むという働きがあるためです。
例えば、頭が下を向くと主動筋は首の前側の筋肉で、拮抗筋は首の後ろの筋肉です。そのときは後ろ側の筋肉は頭が前に行き過ぎないように縮ませて戻そうとするので、ずっと筋肉を使っているということになります。
② ストレッチ禁止
ストレッチっていつやっても身体にいいものだと思いません?でも、急性期の痛みがある時はアウトです。
とくに頚椎ヘルニアのような神経症状が出ている時はとくに。
神経症状で痛みがあるときにストレッチを行えばそれだけで神経を興奮させてしまうようです。
できるだけ姿勢を正して安静にしているのが1番。
③ 身体は冷やすな
頚椎ヘルニアは急になるものではなくて、負担がかかり続けることによって発症します。
ということは、日頃から首や肩の血行が悪くなり筋肉が硬くなることで起こります。
筋肉が硬くなることで痛みが増強するので血行を良くすることはとても大切です。
今わたしは、仕事中はネックウォーマーと腕用サポーター、就寝時は極暖タイプのヒートテック、その上にタートルネック、さらに手袋をして寝ています。こんな厚着をしたことはありませんでしたが、少し気を付けるだけでかなり改善されました。
頚椎ヘルニアにとって冷えは大敵だと痛感しています。
その他の注意点
あとは、普段の生活習慣を見直して改善出来るところは気をつける。
例えば
⚫お風呂で髪を洗う時に頭を下げない。
⚫頭でビートを刻まない。
⚫掃除機をかける時はできるだけ短時間でできたらノールックで。
⚫顎を引き、肩の上に頭を乗せるイメージを常に頭に叩き込む。
⚫痛みが落ち着いたら、胸や背中のストレッチに励む。
などなど…これ全部わたしの生活習慣改善事項。
自分への注意喚起
もうあんな辛い思いはしたくないだろ!
だったらこれくらい簡単なことだろ!
これからの行いで将来のヘルニアの行方が決まるんだ!
この記事の注意点を肝に銘じて生活しろ!
こんな風に記事にしないと、喉元過ぎれば…で忘れちゃうんです…
最後に
普段感じたことの無いしびれや痛みが発生した場合は、脳に原因がある可能性もあるので放置せず早めの専門医の受診をおすすめします。
このブログは自身の備忘録ですが、今痛みを抱えて不安になっている方の参考になれば幸いです。
